access_time2019年10月7日
修繕・リフォーム工事の経費計上について
賃貸経営において、建物の維持管理、入居の促進という視点から、修繕やリフォームは必要ですが、税務上の経費計上方法によって、キャッシュフローに差が出る場合があります。
今回は、工事の効果的な経費計上について、お話をさせていただきます。
■ リフォーム工事の税務上の区分
【修繕費】維持・管理、原状回復を目的とするもの ⇒ 支出年度に一括して経費計上する
【資本的支出】価値や性能、耐久性向上を目的とするもの ⇒ 耐用年数での減価償却となる
できるだけ「修繕費」として経費計上することがポイント
■ 外壁塗装の例
【修繕費として認められるケース】
・雨水の侵入を防ぐために、外壁のひび割れや剥がれなどを補修することを目的としたもの
・建物の美観を保つために、色褪せ部分や傷が付いた部分を補修することを目的としたもの
・災害により生じた外壁のひび割れや剥がれなどを補修することが目的のもの
【資本的支出としてみなされるケース】
・より美しい色や魅力的な色に塗り替えることを目的としたもの
・より耐久性の良い塗料に塗り替えることを目的としたもの
・より豪華で魅力的な外観にすることを目的としたもの
この機会に「長期的な修繕計画の立案」を行い、効果的な経費計上を検討しましょう。
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